淡路プラッツ

特定非営利活動法人青少年自立支援施設

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3月 | 2014 | プラッツからのメッセージ

油断して外に出てみたら・・・

油断して外に出てみたら・・・肌が痛い。
そんな厳しい寒さにもめげず、暖かい居場所のはなしが書きたい!と思いながら、スタッフ金井が行ってみたい居場所の世界(フィクションです。笑)にご案内させていただきます。

最初のハードルが低くて安心できること。
今何してるのかとかどんなことに取り組んでいるのか、どこに属しているのかなんて野暮なことは聞かれない。お互い人間でしょって。それから緊張してガチガチになって初会合して、もう二度とこの場に出て来られないっていう、赤面沸騰しそうなトンチンカンな言動や行動をしてしまっても、サラリと流してくれたりフォローしてくれる。次また会いましょうぜ(よ)って。

やっぱり好奇心を刺激される集まりっていいなぁ。
慣れてきて安心して周りが見渡せるようになったら、ああそれワタシも好きなんですという話を極限まで深めてみたり、未知の世界を教えてもらったり、教えたり。話題がだんだん豊富になってくる。気が合う人とはもう秘密もある。人が億劫とかめんどうくさいということがほんの少し減って、なんかちょっとだけ自由になった気がする。いつの間にか色んな人との関わりが生まれている。今日もまたあのドアを開けると、さりげない「お元気」、「ようこそ」っていう視線が迎えてくれる。

出会いを広げてみたくなる。
少し味をしめて、前より少しだけ欲張りになってしまう今日この頃。他にもこんな場所はあるのだろうとか・・・などと。まあでも現実は現実、最近はあう人あわない人もわかってきて、自分の身の置きドコロも心得ている。このへんが満足のしどころだろうかとも思う。
ところがある日、居場所のスタッフ(この人達には謎が多い)の一人が、「やあ、キミの望みはナントナクわかっているヨ」と言う。「というかこの間言いましたヨね」とワタシ。
スタッフは、「ああそうでしたネ。ごめんなさい。では望みが叶うように手配いたしましょう」と黒い電話を手に説明を始める・・・。

その一歩はいつの間にか。
あれから数ヶ月、スタッフがすべてを「叶えてくれた」訳ではなかったけれど、またひとつの場所を紹介された。この間ちょっとした苦悩や忍耐の時もあった。もちろん前の場所には通っている。でも増えた分だけまた出会い、刺激され、最近はいくぶん時間が過ぎるのが早い気がする。
「また冬が来る前には今度は自分で探すか、ごくごく小さいのを自分で作ってみようかしら。」

そして・・・。
例えば恐れと期待は紙一重で、よく分からないものに対する態度の種類(ウラオモテ)の問題なんだろうと、また新しく通い始めた居場所のスタッフが言っていた。どちらにせよ「もうこのまま何も起きないのではないか」という、あの期待の抱きようもないブラックな恐れにはかなわないと今でも思う。「そんな恐れも少し和らぎ始めた気がするヨ。」と言うと、「ふぅーん」というそっけない返事が帰ってきた。

金井秀樹

 

カテゴリー: スタッフエッセイ

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