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8月, 2016 | 淡路プラッツプラッツからのメッセージ

安原 彩子

 前回ゆうほどうを書いたときは、寒い季節にオススメのセリア・クルスのラテンな1曲を紹介しました。が、あっという間に季節は夏!ただただ流れていく日々を過ごしていることが多いのですが…。そんな時でも立ち止まって、自分のこととして考えることの大切さがあると思うことがあったので今回はそれを書きたいと思います。(メキシコねたは封印で・・・)

2011.3.11 14:46

今年のゴールデンウィークは、思いもかけず宮城県に行くことにしました。東北大震災の復興ボランティアです。

2011.3.11あのとき皆さんは何をしていましたか?私はまだプラッツにいませんでしたが、大阪でも多くの方が長いめまいのような揺れを感じたように私もすぐに地震だとは思わない揺れを感じたのを覚えています。

3ヶ月後の6月に私は、福島県双葉町からあの福島原発から避難されてきた方々のケアをする赤十字の

ボランティアに参加していました。原発から約100KM離れた会津若松市のホテルに最小限のものだけを持っていつ自宅に戻れるか分からないまま、このホテルに辿りつくまでに3回も移動させられた方、ここもいつまでいられるか分からないという状況の中でたくさんの方が避難されていました。

「今年は米を植えられるかなぁ。」「いつも畑仕事してたからじっとしてると体がなまるわ。」と話す高齢者の方や、「夫は第二原発で事故処理をしているのでしばらく会えないんです…。」と話される女性。「大阪からわざわざありがとう。」と大変な状況にあってもボランティアに気遣ってくださる方。いろんな感情があったと思いますが、誰に文句をいうこともなく、嘆き悲しむ姿を見せず、忍耐強くという言葉が一番当てはまるような態度で過ごされていたのが印象に残っています。

あのときから

あれから5年。津波で大きな被害がでた宮城県の閖上地区(ゆりあげ)へ行きました。

5年前、テレビで見た津波の映像。映画でも見ているようであまりにも現実離れしていて、自分のこととして想像できる範囲を超えていたあの景色が目の前にありました。

5年経って、未ださら地。「さら地にするまでも大変だったんだよ。」と話されていました。海から約1KM離れていた場所でも家がポツポツ残っているだけ。「仙台市までの通勤圏内なので住宅がいっぱいありました。」と言われても想像できないくらいに広々としたさら地の向こうに津波でまばらになってしまった防波林の松が遠くに見えるほどでした。今後の災害にも備えて土地をどのように活用して街を創って行くかという課題もあり、なかなか復興に動けないということも知りました。あの日娘さんが家にいるお婆ちゃんを見に行ったまま津波にのみ込まれたと話す方、もうここに住めないと故郷を出た方、震災前の家と震災後に建てることになった家の二重ローンを抱えた方。「復興って何ですかね。」と問う方。実際に被災しないと本当の辛さや苦しみを理解することは難しいかもしれませんが、現実を知ること、自分のこととして考えてみることで気づくことがあると思います。それは震災に限らず、戦争やテロのことひきこもりや子どもの貧困等についても同じことが言えるのではないではないかと私自身気づけた体験になりました。

カテゴリー: スタッフエッセイ

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南河内プラッツ in 高野山

つい先日のこと、河内長野市にある「南河内プラッツ」では

かねてから遠足イベントとして企画されていました、“世界遺産”高野山へと行って参りました!

なんとこの「高野山へ行こう企画」は南河内プラッツの居場所スタート時(遡ること3年前…)から温められており、今回ついに実現となったものなのです。

 

ところがこの「高野山へ行こう企画」、3年という時を経ている内に、いつの間にか、

「高野山ミステリーツアー(※)へと変貌していたのです…!

(※ミステリーツアーとは、当日になるまで行き先がわからない、ドキドキツアーのことを言います。良く言えば。

おそらく、企画&提案がされた段階では、スタッフ、メンバーの誰しもが「世界遺産というぐらいだから、詳しくはないけれど高野山に行けばきっと何かすごいものがあるに違いない!」と、かの霊峰に想いを馳せていたのでありますが、出発日当日まで “何かすごいもの” の部分がほとんどはっきりしないままに、我々スタッフ&メンバーは現地へと赴くことになったのです…!

 

これぞミステリー…。

 

そして、そんなミステリーを抱えたままのプラッツ一行は、「小学生の頃に一度行ったことがある」というような微かな記憶だけを頼りに、まずは弘法大師が眠るとされる“奥ノ院”を目指すこととなりました。

当日は天気にも恵まれ、プラッツを出発する頃には気温が30度を超えていたように思いますが、標高約800mに位置しているとされる高野山ともなりますと、影に入れば涼しさを感じる気温で、一同歩きながら周囲の風景や雰囲気を楽しむ余裕があったというのが印象的でした。

30度を超える中、外を歩いていると、ついその暑さに意識をとられがちですが今回はそんな心配もなく。

奥ノ院では、各企業や団体が有する不思議な形のお墓から、有名な戦国武将のお墓千年以上も前に建てられた霊廟などがあり、普段とは違った世界へと足を踏み入れる体験となりました。

 

その後、メンバーの方からのリクエストで“金剛峰寺”へと足を運ぶこととなったのですが、歩きながらもパンフレットや地図などから情報収集をしてくれていたらしく、このタイミングで「どうやら高野山ではその金剛峰寺が一番の有名どころらしい…」ということが段々とわかってきました。

それもそのはず、その金剛峰寺にはCMや広告でよく見られる「高野山と言えばコレ」と言わしめるほどの真っ赤な大伽藍が建てられていたのです。

DSCF1824

大伽藍を目の当たりにした一同は、この時に“世界遺産&高野山感”をもっとも味わったのではないでしょうか…!

 

…と、勝手に想像しています。

 

が、実際のところは、一同の感想を聞いた限りでは、金剛峰寺の内部拝観が今回の旅のハイライトだったようです!

お茶とお菓子もご馳走になりましたからね!

 

南河内プラッツから約一時間で行ける世界遺産、高野山。また来年も行ければと計画しております!

 

 

 

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語り部~

毎月または隔月に1回行われている居場所イベントの一つ、その名も「語り部」。

「かたりべ」さんじゃございません、「かたりぶ」です、部活なんです、実は(笑)。

ってゆーか、実はプラッツには「なんとか部」がいろいろあって、美術部・バンド部・茶道部など集まるときにはついつい「部」をつける風習があるようです。深い意味はありませんが、もっとネーミングを考えたほうがいいかもですね~(笑)。

とにかく、今回はその中でも「語り部」の紹介をば!

どんなことをしているのかというと、メインの居場所は残しつつ、出たい人だけ別室に集まって2時間くらいひたすら順繰りにテーマトークをするとゆー、いたってシンプルな構成です、はい。出入りも自由、話すも、話さんも、聞くだけも何でもオッケー。

テーマも集まった人たちで何個か挙げて、テキトーに決めて話していくというユルーい設定になっております。例えば「好きな食べ物」とか、「行きたい場所」とか、「自分を動物に例えるなら」とか、「好きな数字とその理由」とか、「ヒマのつぶし方」とか何とかかんとか・・・。なんじゃ、そりゃ~的なお題もいっぱいあるんですが、それが結構面白くて(笑)。なんちゅーか、その人の“人となり”が出るとゆーか、居場所とはまた違った一面が見えて何ともいい雰囲気なんです。

あれも自分、これも自分、いろんな面があってそれがユルっと広がっていく瞬間なのかもしれません。上手く話す必要は何もなく、いるだけでオッケーの「語り部」。写真はお見せできなくて残念ですが、のんびりまったりプラッツな空間です。

機会あれば、ぜひ、お越しくださいね~。

 

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