淡路プラッツ

特定非営利活動法人青少年自立支援施設

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11月 | 2015 | プラッツからのメッセージ

“初めまして”

浅井 紀久子

どこからともなく金木犀の香りがただよい、すっかり秋になりました。今年は“秋”がちゃんとあって、なんとなく嬉しく思っています。(確か、昨年は残暑厳しく、寒くなるのも早く、“秋”があまりなかった気が…)やっぱり、四季って、いいですね。

 

さて、何だか妙なタイトルなのですが、もちろん、私の初記事…ではなく、今回は、私が様々な方に“初めまして”でお会いする時の心持を書いてみようと思います。

 

~初対面~

まず、プラッツの面談は、初回は親御さんのみでさせていただいています。それは、親御さんにも、実際に見ていただきたいこと・直接会って話しをしていただきたいこと・そして、プラッツとしては、親御さんとの二人三脚でご本人に関わっていきたいという方針などから、そのようになっています。(もちろん他にもあると思いますが。)そして、“初めまして”は、面談のみではありません。説明会・講座・親の会…色々な形であります。

その“初めまして”を伝える瞬間の私は…もちろん緊張しています。初めての方とお会いするわけですから、何の緊張もないなんてことが、あるわけがありません。(言い切っていいのか!?)ただ、それ以上に、来所される方々のほうが、緊張や不安や猜疑心、「来たくて来たわけではない」などなど、様々な気持ちを抱えて、それでも足を運んでこられているということを思って、まずは“初めまして”の挨拶をしています。

そして、これは、ご本人が初めて来所されるときも、全く同じです。例え、その後話すことが、雑談であれ、悩みであれ…です。

 

~個と個として~

そして、話が進んでいくわけですが、そこでは、自分の緊張などは横に置いといて、様々なことを可能な限り、客観的にお聞きしています。今、話してくださっている内容・表現・言葉尻が、本当にその方が伝えたいことを表しているのか。本当に訴えたいことは、どこにあるのか。何が好きで、何が苦手で、何を感じているのか…。そこは、個と個として、対面する姿勢を意識しています。私自身の感情や価値観を、頭の片隅に置きつつも、あくまでもそれは、一旦置いておく。目の前にいる方の事や、その方の周りにいる方のことを、少しでも知っていきたい。単なる推測でしかないけれど、その推測だけでも、視点が変われば、今まで気づかなかったことに、気づけるかもしれない。押しつけにならないように、こちらが感じたこと・やり方一つでも、そこはお伝えする。そして、当然のこととして、知られたくないことには、踏み込まない。

一方で、環境・状況はどうなのか…。その方のリソース(そのご家族にとって、資源となるもの)は何なのか、どこにあるのか、何かプラスすると(情報提供など)、歯車がかみ合うだろうか、何とか少しでも繋ぐことができないだろうか…。

 

~言うまでもないことだけれど~

“初めまして”から、回数を重ねてお会いしていく場合(形態に関係なく)、このことの繰り返し・積み重ねで、深まっていきます。

よくある(心理ベースの)相談員の話…といえばそれまでなのですが、資格や肩書き関係なく、日常の中でも、誰かが誰かと出会うということは、こういうことなのだろうなぁ、そういう風に出会っていきたいなぁと、最近では思っています。

そして、私自身も、いつも心中平穏なわけではない(!?)ので、日々鍛錬と勉強をしながらですが、プロとして、そして、一個人として、成長していけたらと思っています。

カテゴリー: スタッフエッセイ

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