淡路プラッツ

特定非営利活動法人青少年自立支援施設

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○をつける | プラッツからのメッセージ

藤村 泰王

面談の中で居場所や様々なことを振り返るがその中で本人達は「出来ないこと」「出来ていないこと」をよく口にし、あれもこれもといっぱい出てくることが多い。反対に「出来たこと」・「出来ていること」を聞くと途端に出てこなくなる。僕がこんなことやあんなことが出来ていたんじゃないと伝えても、「それは出来て当たり前じゃないですか」と。

これは、本人達だけでなく多くの人がそうなのかもしれないが、どうしても「出来ていないこと」がよく目に入る。特に本人達はその傾向が強い。

その割には他人の「出来ていること」にはよく気付き、ちゃんと評価することが出来ているのだけれど。

 

そんな時に本人達に1日1個でいいから自分に丸をつけてみて、そして、それを続けてみてと伝えることがある。丸はどんな些細なことでもいい。例えば、ご飯を食べたでも挨拶をしたでもいい。

これは僕が最初に働いた場所の先輩から出された課題で、実践し僕にとってはとても効果的だった。

当時の僕は同期で入った数人と比べ、出来ていない自分に嫌気がさし、自信を無くし、いつ仕事を辞めてやろうかと考えていた。

実践した当時は自分に丸をつけることが本当に難しかったし、1つ丸をつけるだけでどれだけ時間がかかるのかと思うほど。始めた当初は丸がつけられないのが当たり前でした。それでも続けるように言われ、毎朝、前日の丸を聞かれるため、嫌々ながら続けた思い出がある。

 

何が僕にとって効果的だったかというと「出来ていること」に目を向けるきっかけになり、自分を褒めることが出来るようになったこと。自分を褒めることが出来るようになると自然と自信がつくようになった。

それでも他人と比べる癖は変わらなかったけれど「出来ていないこともあるけど、出来ていることもちゃんとあるから、まー、いいか」と考えることが出来るようになり、仕事を辞めることを考え直したのを覚えている。

 

なので、本人達にも「出来ていること」に目を向けてほしいなと思う。「出来ていないこと」は嫌でも目に入るので考えなくてもいい。

人に認めてもらうことも大切。でも、自分で自分を認めてあげることも必要。

 

自分に丸をつける、効果が出るまでは時間がかかるけれど、興味がある方はぜひお試しください。

カテゴリー: スタッフエッセイ

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