淡路プラッツ

特定非営利活動法人青少年自立支援施設

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メンタルヘルス | プラッツからのメッセージ

安田 昌弘

今年も春が来ました
とても待ち遠しかった春が来ました。桜がめっちゃ好きだからというわけではありません。寒いのがめっちゃ嫌いだからです。寒さは何となく活力を奪うんですよねぇ。秋が深まり、肌寒くなり始めたころから、春まであとどれくらいと指折り数え、カウントダウン。春の訪れをじっと待っておりました。どことなく、虫たちとおんなじ感覚です(笑)。
そんな春は大人にとっても子どもにとっても、その身辺にさまざまな動き、変化がある時期です。そして今年は、私にも変化がありました。3月末で、8年間勤務していた某自治体での職員のための健康なやみ相談員の職を終えました。この間、仕事場は掛け持ちだったのですが、今年はいよいよ淡路プラッツ一本です。暖かくなってくるので、いろいろな課題に取り組んでいきたいと思います(寒くなったら、徐々にフェイドアウト・・・はないように)。改めまして、今後ともよろしくお願いいたします。

メンタルヘルスは大切です
さて、これまで行っていた健康なやみ相談ですが、その相談室は職員の健康管理の一環で(特に心理的なサポート)、職場の中に設けられました。そこでの私の主な仕事は職員の心理的な相談を受けることでした。最近よく耳にする、いわゆるメンタルヘルス相談です。労働者の心の健康問題は、近年、重要なテーマです。相談される職員には、休職中の人もいましたし、これから復職を考える人、現在悩みを抱えながらどうにか仕事に来ている人、もう休んでしまいたいという人、さまざまです。仕事場での不調は、仕事の質量、人間関係、健康問題や家庭でのことなど、これもさまざまな原因があります。心身相関という言葉がありますが、心が不調になると、身体も不調になります。悩みごとが深まると、胃が痛い、眠れないなど体調不良が起こり、大きな病気に至らないとも限りません。また逆に、身体に病気など不調を生じると、心も健康な状態でいられなくなるということは当然あります。風邪をひいただけでも気分は塞ぎます。心と身体はお互いに関係しており、「健康」とは身体だけ気をつければ良いというものでもありません。「心の不調」は、いわゆる健康な人にとっても、いつ何時訪れるかもしれません。だから、日頃からのメンタルヘルスケアはとても大切です。なので、労働者でもある親御さんや支援者のみなさんに取りましても、「心身の健康にはぜひご留意を!」と、職業人カウンセラーから最後の一言 (笑)

社会人の相談をして感じたこと
職員の方の相談をお聴きし、一緒に次のステップを考え、方向づけていく過程はとても有意義であり、組織・労働という枠組みで、その人たちの心の問題に取り組むことは、私にとってとても貴重な経験となりました。組織の中の相談では、確かに「組織」「仕事」という観点に重きを置くことは必須です。職員の健康問題は組織にとっても損失になります。しかし、「仕事と人」ということを考えるにつけ、私が感じたことは、現在就業中である一人の人の悩みに関わること、今現在仕事に就けず、進路が定まらない若者の自立の悩みに関わることは、その本質に大きな違いがないのではないかということでした。「仕事上の悩み」と「自立・就労の悩み」、具体的に見ると、置かれている立場はまったく異なるようですが、自分の進む先に困難が立ちはだかって、うまく立ちゆかない状態にあるということは、個々人にとっての『人生の悩み』であり、そしてまだ続きのある『通過点』に他ならないと。当面の問題、「仕事」「自立・就労」の課題に沿って、その問題対処の方法を考えるだけでなく、これからも幾度となく訪れる『人生の通過点』にサポートしているという感覚が大切なのではないかと改めて感じさせられました。
労働者に対するサポートは同じ組織にその職員が所属する限りにおいて、持続的・継続的なものとなり、またその必要性があります。このような支援の感覚を、プラッツの若者自立支援に活かしていければと考えている新年度です。

カテゴリー: スタッフエッセイ

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