淡路プラッツ

特定非営利活動法人青少年自立支援施設

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居場所の旅行

淡路プラッツの居場所では旅行のイベントもあります。

2月22日~24日までは沖縄旅行。

2月18日~27日まではメキシコ旅行。

どちらもメンバーとスタッフが帰ってきたら感想や写真をアップしますのでご期待ください。

沖縄旅行組は本日の夜に戻る予定。

土産話が楽しみです。

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メキシコ研修・体験記

浅井紀久子

2月18日~27日までの10日間、メンバーさんとともに、メキシコへ“研修”という名の旅行に行ってきました。
*異文化に触れる*
片道、飛行機で15時間程度。まず、「こんなに長時間、飛行機に乗ったことがない…何かずっと揺れてるし…。」と少し恐々な道のりで、着いた頃には何だかぐったり。しかし、次の日からの体験は、そのぐったり感を忘れさせてくれるものでした!
観光先の一つひとつの感想は、誌面の都合上、書ききれませんが…。メキシコシティでは、テオティワカン遺跡やグアダルーペ寺院などを見て回り、その後メラケという海に近い小さな町で5日間過ごしました。そこでは、海に入ったり、隣町まで足を延ばしたり。目にする風景も、食事も(これがまた、美味しい!)、聞こえてくる話し声も…とにかく、すべてが新鮮で、刺激的で、毎日五感がフル活動でした。
*人々に出会う*
まず、同行させていただいた、NPO法人はぐれ雲さん(※1)のメンバーさんが、全員“初めまして”でした(笑)。そして、メラケで出会った、ゴローさん・ジュンコさん夫妻(※2)とご夫妻のもとで働くグリスとカルロス、遊びに(?)いらしてた、たけさん。たった10日でこんなにたくさんの初めましての方と会うことが、まず、日常そんなにない…。色々なことを体験とともに教えてくれる皆さんと、日に日に表情が柔らかくなって、自然と笑顔が増えていく一行。これまた、知らない間に閉じていた感覚が、ほぐれていったような印象でした。
*その中で、感じたこと…*
新しいもの・人々に触れる中で、私が感じたことの一つが、選択することや判断することの“難しさ”と“単純さ”でした。メキシコ(特にメラケ)では、ゆっくりなペースで過ごしていましたが、一方で、とっさの判断に迫られることもありました。日常の些細なことですが、なんせ言葉が通じない上、風習もよくわからないので、その判断が合っているのかどうかが、わからない。元々優柔不断なところがあるので、色々考え出すと、もう、ものすごく難しい…。最初は、例えば道にしても、窓口にしても、食事にしても…何を・どれを選んでいいのやら、でした。
でも、しばらくすると、慣れてきました。わからないことは、相変わらずわからない。ので、ある意味、“どれでもいいや”になってきます。決して投げやりなのではなく、その時一番惹かれたり、好きな感じだったり、なんとなくこれかなぁと。そうなってくると、選ぶことが単純になりました(笑)。判断基準が自分にしかないので、どれを選んでも、自分にとっては間違っていないのです。その時に、あ、これ…と思ったものが、その時の一番。なんか違う…と思ったら、その時点で修正していけばいいか、と(はい、メラケで道に迷いかけました)。自分の感覚を頼って何かを決める、ということから、あまりにも遠ざかっていたことに気づくことができました。
ゴローさんが、スーパーで、「日本人は、すぐわかる。せかせか歩いてるから。パッと目につく。メキシコ人、見てみな。みんなゆっくり歩いてるよ。色んなことに興味持ちながら、周りキョロキョロしながらさ。」と。確かに、みんなどことなくゆっくり…。でも、自分の周囲にちゃんと興味を持ちながら、これ!と感じたら足を止める。そんなペースが、実は地に足がついているようにも見え、私も色々よそ見してみようと思ったのでした。直感を少しでも磨くために…。

※1)富山県にある宿泊型の青少年施設で毎年代表の川又さんとメンバーがメキシコのゴローさんのところに行っている。
※2)メラケ在住で日本料理店を開いておられるご夫婦。

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メキシコ

今年もきれいなサクラが満開に咲きました。街がピンク色に染まる4月は、「日本の春だなぁ。」としみじみ感じながら、花よりだんごでお花見をするのが楽しみです。
そして、「今ごろハカランダもきれいに咲いてるかな。」と私が思いを馳せる国があります。それは日本から約12000キロ離れた国、メキシコです。メキシコでサクラと同じように春を感じさせてくれる花がハカランダと呼ばれる紫色の花で、3月から5月は街中にハカランダが満開に咲き、花が散ると道は紫色の絨毯が敷かれたようでとてもきれいです。ただ、メキシコでは日本のように道や公園でお酒を飲むことは違法になるので、お花見はできません(笑)
プラッツの「濃イイ」他のスタッフ同様に、私の経歴もオリジナルだと思うので、自己紹介しながら私の若者支援とメキシコつながり?を書きたいと思います。

私と淡路プラッツの共通点がメキシコと言うことも、不思議なご縁を感じますが、大学でスペイン語を学んだ後、私は旅行会社に就職しました。
しかし、勤務地はメキシコ。日本の会社なのでお客さまは日本人、でも一緒に働くスタッフはメキシコ人。
初めて社会人として働く大変さと、異文化で働く大変さで、1日があっという間でした。
「今日中にこれだけはお願い!」と言っても、5時ピッタリに帰っていくメキシコ人。
金曜日の午後はいつものバーで馴染みの客と飲んでるメキシコ人。
社員旅行は家族、親戚連れで参加するメキシコ人。
母の日は仕事半日で午後は家族で過ごすメキシコ人。
すぐに使い切らないように月2回に分けて支払われるお給料。
そんな国でそんな人達と一緒に働くことに、始めはイライラしたりストレスを感じていました。

でも、彼らと過ごしているうちに、貧困や暴力の絶えない厳しい現実社会にいても、生きるために働き、よく笑い、楽しんでいる。
すごく人間らしい生き方をしていることに気が付きました。

また、私が“フツーそれないわ”と思うことは多々あっても、メキシコが私に“フツー”を押付けることはありませんでした。
一人の人間として、どう考え、何をしたいのか。その応えを否定することもありませんでした。
私はメキシコに行くと、とても安心します。
周りの人達が、「治安、大丈夫?」「麻薬蔓延してるんちゃうん?」と言うように、メキシコ危ないです(笑)。
でも、いつも私を受け容れ、否定することなく尊重してくれる。私が安心して自分でいられる居場所です。
そんなメキシコでの経験が、若者支援や居場所での私の在り方に大きな影響を与えていると思います。

去年、久しぶりにメキシコに行くと、タクシー強盗によく遭うワーゲンタクシーは全て4ドア車に義務付けされていたり、標高2300メートルのメキシコシティーでマラソンブームだったり、日本のアニメ・ゲーム好きが集まるビルがダウンタウンにできていたり、時の流れを感じましたが、メキシコは変わらず私の居場所でした。

メキシコOL時代?から日本人学校、識字学習、若者の就労支援等の経験を経て淡路プラッツに至りますが、最後に淡路プラッツとメキシコ。
メキシコ人でもそこどこ?というくらい小さな村メラケに、若者支援を応援してくれているゴローさんがいます。
プラッツとゴローさんの関係は蓮井さん時代にまでさかのぼり、そして富山のはぐれ雲までつながる壮大な話になるので、新人はここまでにしたいと思います。が、是非、機会があればメキシコを訪れてみてください。
和食よりも先に世界無形文化遺産に登録された、メキシコ料理もおススメです。
ありがとうございました。

安原彩子

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