NPO法人淡路プラッツ - パート 13プラッツからのメッセージ
OB・OGより寄付をいただきました。
淡路プラッツでは就労支援の中でトライアルジョブというものがあります。
ご協力いただいている事業所さんで週に1回2時間実習をさせていただいています。
今回、プラッツを卒業した方々からそのトライアルジョブにかかる費用の一部を寄付していただきました。本当にありがとうございます。
現在、プラッツに通っている本人さん達への先輩たちからの贈り物です。大切に使わせていただき、少しでも多くの本人さん達に役立てたいと思います。
2016年12月20日
マイブーム
藤村 泰王
最近、何か新しいことをやってみようと思い、あれこれ悩み、体を動かすことに挑戦しようと居場所でメンバーと行き、楽しかったボルダリングに行ってみた。理由はそれだけでなく、東京オリンピックの種目にボルダリングが入ったと聞き、オリンピックが始まった時に「以前からボルダリングやってました」と自慢したいという邪な考えもあったのですが…。
それはさておき、ボルダリングはロッククライミングという方がわかりやすいかもしれない。命綱がいらない高さの岩や壁を自分の体のみを使って登る。野外の岩等を登る場合と室内で人工的に岩に見立てた壁を作り、そこに「ホールド」と呼ばれる様々な形や色の突起をつけ、それを使って登る場合がある。
僕は室内でボルダリングを行ったのだが、ただ登るのではなく「課題」と呼ばれる道順があり、触っていいホールドが決められている。普通に手を伸ばしただけでは手が届かない所にホールドがあったり、ホールドの形が悪く、普通に掴んでも体を支えられないようになっていたりする。そして、「課題」にはランクがあり、ランクが上がると足を乗せていいホールドまで決められ、ホールドに手をかけても指先しかかからない物まであるため、どうして登ればいいのか全く分からなくなる。
とりあえずやってみようと「課題」を簡単なものから順番に行っていくと、あるレベル以降の「課題」がまったく登れない。何度試しても無理。休憩しながら「ボルダリングは難しいし、他のことを探して始めようかな」と考えながら周りを見渡すと、他にも休憩している男性がいた。その男性は、上級の「課題」を登っている人を見ながら、手や体を動かしている。
その男性を見ていると、居場所で何を話したらいいかわからないというメンバーに対して「他の人が話しているを聞いて、どんな話をしているか知ることから始めよう」と伝えていることを思い出した。モデリングというもので、人の真似をして学習する方法。
さっきの男性は登っている人を見て「体の動かし方」を真似ていたのだ。早速、人が登っているのを見ていると、壁に対して体を正面に向けるだけでなく、横に向けて登ったりしている。僕も、登れなかった「課題」でどうしても届かないホールドに対して体を横に向けて手を伸ばすと、不思議と手が届いた。体の動かし方を変えるだけで登れなかった「課題」が次々と登れるようになった。そして、「課題」をクリアしていくたびに自信になり、自信が積み重なって、折れかけていた心がやる気を取り戻していった。数時間後にはボルダリングがマイブームに変わっていた。
ボルダリングという熱中できるものがまた一つ出来たおかげで、日々の生活に張り合いが出てきた。自分の中でいつまで続くか分からないブームだけれど楽しむだけ、楽しんでみようと思う。
2016年12月1日
カテゴリー: スタッフエッセイ
“できる”とは、なんだろう。
浅井 紀久子
例えば、会話の流れで。「趣味って何?」と聞かれると、割と返答に詰まってしまいます。それは、かなりの期間継続していることか、もしくはスキルとして人並み以上にできる…ぐらいでないと、趣味として堂々と人に言えない自分がいます。(今は、お茶を続けてはいるので、かろうじてそれを答えていますが。それ以外でと言われると、とたんに言葉に詰まります。)
でも、人には、聞きます。「何か好きなことありますか?例えば、趣味とか…」と。そんなにハードルの高いことを聞いているつもりは、ありません。きっと聞いている方は、“好きなこと、何?”ぐらいの軽い感じで聞いているのだと思います。そして、その内容もさることながら、“相手を少しでも知りたいな~”という思いから、聞いているのだと思います。でも、“趣味”といわれると、急にハードルが高くなる気がするのは、なぜでしょうか。
履歴書の、特技欄…嫌いです(笑)“特技”と言われると、ものすごく上手にできて、なおかつ失敗しないでこなせて、それに対する知識も深くてというようなことを、聞かれている気がします。そんな、絶対失敗しないことなど、ないのは頭ではわかっているのですが。
なぜこんなことを今更…と考えると、一周まわって(…よくわかりませんが、そんな気がしています)、最近、私にできることはなんだろうと考えることが、多いからだと思います。私の中で、定期的にこういう考えが強くなる時期があります。
でも、これを考え出すと、余計に自信がなくなっていきます。「あれもできない。あ、これもできていなかった…」とドツボにはまっていき…。元々、自分にとって、息をするぐらい、”さぁやるぞ!”と思わないでも行えることでないと、「できます!」と言えない性質もあり。
自信がないまま日常を過ごしていると、だんだん自分がからっぽな気になります。「できること、何もないやん…」と。そして、その日一日自分が雑談の中で発した、たわいもない言葉や対応まで、気になってくることも。あれでよかったのか。この方が(と、後で気づく)よかったのではないか…などと。
かといって、急にスキルアップするわけでもないし、経験が増えるわけでも、ましてや自信がつくわけでもない。ので、もやもやを抱えたまま、日々過ごします。そして、一日を振り返ることの、繰り返し。自信は、そう簡単にはつかないですしね。
負のスパイラルにはまろうとしている思考を、強制的にストップさせてくれるのが、私にとってはお茶のお稽古の時間だったりします。踏みとどまるための、スイッチ。私にとって、一つぐらいは必要だったりします。
最近は“やりたいことはなんだろう”と考えるようにしています。できることではなく、やりたいこと。そもそも簡単に見つかるわけではないし、やってみてもできないかもしれないという恐怖もあり。ですが、それを考えている時の方が、踏ん張れている気がします。
そして、“できていること”も、自分で見つけること。可能な限り、バランスよく自分を振り返ること。そのバランスが取れたら、もう少し次の一手が見えてくるか…?そんなことを考え、もがきながら、何かと模索しています。
2016年11月30日
カテゴリー: スタッフエッセイ
プラッツの“居場所”が出島のようにピョコっと現われるところイロイロ
宮武 小鈴
BBQ場にて…
つい最近、毎年恒例のBBQ(今年は親ごさんなし、メンバーのみ)をしにみんなで鶴見緑地へ。このイベントに関してはメンバーもスタッフもたくさん参加するのでいつもの居場所が解放的に野外に現われた図。いつものスーパーインドアなお部屋からあまりに違い過ぎてニヤリ…。BBQ卓の斜め向かいにおそらく大学生と思われる十数人の男女のチーム。初対面なのか2卓が男女でパキっと分かれており、そこが気になったがどうでもええか。こちらは昼からナイトプラッツの様相、毎年来てるせいか役割もなんとなく出来ていて基本的にチームワーク最高。そして肉!ドリンク!!また、謎に鍋料理(芋煮)を始めるメンバーもいて、「アクアパッツァ」なる料理も登場、どんどんよくわからない状態になっていくが、隣の社会人と思われる卓の人たちもこちらの鍋がどうにも気になる模様。気づいたら交流しているではないか。あぁ、サイコーだ、この“人のごった煮”感。気になる大学生男女チームも、最終的には男女混じるようになっているのが遠目で見えて、よかったよかった。
プラッツフェスティバル~会場は“鍋”なのか~
2008年2009年と開催した要するに「プラッツ祭り」。メンバー、親ごさん、関係者、OB、スタッフ…とにかくみんなで関わる祭り。当日4時間半にごちゃっといろいろイベントがあり、これ究極の「ごった煮」感。今年は会場に、何度もゆうほどう誌面に登場している「猫図書」さんにご協力いただき、おしゃれ感もオン。ぜひ皆様、このごった煮の“具材”になりに11/12はいらしてください☆コワくはないです、おそらく。まぁまぁ、そう言わんと、のぞくだけでも…☆
プラフェスでお目見え、プラッツグッズ~つながっていく景色~
来年25周年やし、オリジナルグッズとかあったらええなぁと思っていたら、「縫えるOB母」とのコラボが実現。3種類とトートと実験的にペンケースを製作します。ここで“人のごった煮感”を具現化。メンバー、親ごさん、関係者、スタッフみんなにそれぞれ「家」を描いてもらって、それがトートバックの裏地の柄になるのです(本誌の表紙参照)!さらに、表地の柄は買った人自らが好きな家をカスタマイズします(詳細は当日お楽しみ♪)。第一弾は小ロットなので、当日完売後は予約受け付けます!また、「家」の絵も随時募集中。自分の描いた家と、みんなが描いた家がつながっていく景色が、トートバックに。素敵なんじゃない?
アートプラッツはじめました。
と、こんなプラッツの“居場所感”をもうちょっと味わってもらえる人が増えたらいいな、とはじめました。「表現」をテーマにしているのでちょい、非日常感はありますが、日常と非日常がゆるやかにつながっていく場所、それが淡路プラッツの“居場所”なのであります……。
(★アートプラッツが毎日新聞の記事になりました。プラッツホームページからリンクしています)
2016年10月30日
カテゴリー: スタッフエッセイ
淡路・茨木・南河内の合同BBQ♪
普段はそれぞれの居場所で活動している、淡路・茨木・南河内の居場所。
ですが、たまには合同で!ということで、年に1回BBQをやっています。
今年で、3回目。(たぶん。)
当日は、台風直後の晴天で、暑いぐらいのBBQ日和でした。
今年は、メンバー10名とスタッフで、総勢15名ぐらい。
毎年、焼いて~飲んで~楽しんで~♪の一日なのですが、今年はメニューにも趣向を凝らしてみました。
まずは、アクアパッツァ☆
白身魚と、パプリカ、玉ねぎなど…を、ホイルに包んで、放置するのみ(笑)。
魚介と野菜の濃厚スープも、おいしかったです。
次に、焼きリンゴ☆
砂糖とバターと一緒に、リンゴをホイルで包んで…。これも、放置。
ほくほくで甘くて、おいしかった~。
そして、そして。芋煮☆
サトイモに、牛肉、ごぼう、にんじん、玉ねぎ、しらたき…などなど。
今年のメインメニューは、メンバーさん発案の、これです!
焼き肉後の、お鍋。最高ですね~♪
全て、みんなで美味しくいただきました♪
みんなで手分けして、荷物運んで、買出しして…。
居場所の交流ができたのが、何よりでした(^^)
2016年10月12日
代表就任挨拶にかえて
石田 貴裕
年度も半ばを過ぎたところでのご報告となりましたが、この度淡路プラッツの代表となりました。この間、各スタッフとの協力・連携のもと、新事業の立ち上げや法人体制の見直し、また来年25周年に向けての構想や準備などもあり、誌面での挨拶が遅れましたことお詫び申し上げます。
現在のスタッフはそれぞれが各事業責任者や担当業務を担うなど、それぞれの強みを活かしながらチームとして全体を運営しています。そういう意味ではみんなが淡路プラッツの代表者としての自覚を持って何事にも取り組んでおり、私自身もそのチームの一員として、代表の職務を責任を持って全うしていこうと考えています。頼りない点も多々あるかと存じますが、ぼちぼち本気で頑張りますので今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
さて、この機会に今一度NPO法人淡路プラッツの存在意義について明文化しておこうと思います。プラッツは今も昔も変わることなく、ひきこもり・ニート・不登校等の課題を抱えるご家族(若者および親ごさん)の自立支援とその啓発を行う団体です。それを実現するために、関わるご家族と一緒に“希望ある未来(自立を含む)”を創造していきます。その中心としてあるのが「居場所」であり、それを居場所支援と呼んでいます。居場所はもちろん若者の居場所であり、また親ごさんの居場所でもあり、OB・OGなどプラッツを通っていったご家族みんなの居場所です。だから、プラッツの居場所支援は同時に家族支援であり、そのご家族に寄り添う伴走型のスモールステップ支援です。一つずつ進んでは戻り、戻っては進む小さなステップアップを繰り返しながら家族と一緒に今を切り拓き、喜んだり悲しんだりもがいたりしながら、それでも希望あるその先を一緒に創り出そうと試行錯誤するのです。
もちろん、居場所支援は万能ではありません。うまくいかないこともあったり、離れていくご家族もあります。ですが、それ以上に、現状を乗り越えて希望ある未来を創り出したご家族がたくさんいます。関わる目の前で、自立へのロールモデルをたくさんのご家族が体現していきます。だから、プラッツは今も昔も変わることなく、家族を支え寄り添う「居場所」であり続けます。若者・家族が孤立しない社会を目指して。また、居場所支援を含む、包括的な支援の確立を目指して。
そして、その実現のために引き続き、人・物・お金・地域・社会・心意気・思いやり・喜怒哀楽など、巻き込めるものはみんな巻き込んでいく形で、“おせっかいな大人”をますます増やしていきたいと考えています。そうやってここまでやってこれたので、恩返しの気持ちも込めて、今までも、これからもみんなの「居場所」であるように。プラッツフェスティバルも含め、まだまだいろいろ面白いことや新しいことをやっていこうと思っていますので、今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願い致します。
2016年9月30日
カテゴリー: スタッフエッセイ
釣り旅行
プラッツでは年に3回ほどメンバーと旅行に行きます。
そして、今回は釣りをメインにした「釣り旅行」に1泊2日で京都府舞鶴市に行って来ました。
以前、イベントで釣りに行ってあまり釣れなくてリベンジしたいとブログに書かせてもらっていましたが
そのリベンジです!!
1日目は観光をしようということで、酒蔵見学。
白嶺酒造さんの酒蔵を見学させてもらいました。
嬉しいことに販売しているほぼ9割が試飲できるとのことで昼間から色々なお酒を試飲。
美味しいお酒を堪能。
そして、ホロ酔いに。
その後は、天橋立へ。
天橋立を歩き始めると、そこかしこで釣りをしている人たちが!!
黒鯛やマゴチを釣っている人たちに出会い、天橋立を散策しました。
旅館では刺身を堪能し、酒蔵で買ったお酒も堪能しました。
そして、2日目。
朝4時起床!4時半出発!というハードスケジュール。
そして、5時過ぎに釣り場に到着。
いざ、リベンジ!
1投目から「釣れた」と声が上がり、投げるたびに何かが釣れる状態。
そこから、5時間ほど釣り続け
今回の釣果はこれ!!
キス
メゴチ
アジ
ウマズラハギ?
カニ
もちろん、プラッツに持ち帰って美味しく食べようと計画していたのでプラッツに戻り、料理開始。
自分で釣った魚をさばいて食べる。
これも釣りの醍醐味の一つ。
カニはみそ汁のだしに、魚は天麩羅に美味しかったです。
とにかくいっぱい釣れて、美味しいご飯やお酒を堪能した旅行でした。
2016年9月21日
ソフトボール大会@淀川
9月に入り、台風が来て天気もスッキリしない日が続いていますが
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
日中は暑いですが、朝晩は少し冷えますね。
さて、9月6日(火)はNPOの他団体の方々と淀川河川敷でソフトボールを行いました。
初戦は、プラッツ対フェルマータさん。
プラッツの居場所以外の時間にキャッチボールをしていたメンバーさんもいましたが
普段は居場所で過ごしていることが多いプラッツメンバー。
毎回惨敗するのはお決まりだったのですが、なんと今回は奇跡が。。。
4対1でプラッツが勝利したのです!!!!
素晴らしいチームプレイでした☆
2試合目は、富山から参戦のはぐれ雲さんと。
日頃、農作業をされて鍛えられている
はぐれ雲さんのオーラに圧倒されながらも頑張るプラッツメンバー。
一回・二回に6点も入れられ、もうダメかと思ったその時…
三回でメンバーの活躍もあり、気付けば7点も取っているではないか…
プラッツの逆転劇が見えたかと思いきや、ゴロゴロゴロ…
どしゃぶりです…。ゲリラ豪雨です…(゚Д゚;≡;゚д゚)
あまりの雨の激しさに試合中止になりました。残念!
年に数回ソフトボールの試合は行われるのですが
こうしてたまにはメンバーさんとスポーツをして
汗を流すのも良いものです(*・ω・)ノ
今回お世話になった、フェルマータさん・はぐれ雲さん・志塾さん
暑い中お疲れ様でした!!
残念ながら試合の写真はお見せできないのですが
汗と涙がしみ込んだグローブやバットたち。。。
次回は冬に開催予定です~(^^)
2016年9月13日
安原 彩子
前回ゆうほどうを書いたときは、寒い季節にオススメのセリア・クルスのラテンな1曲を紹介しました。が、あっという間に季節は夏!ただただ流れていく日々を過ごしていることが多いのですが…。そんな時でも立ち止まって、自分のこととして考えることの大切さがあると思うことがあったので今回はそれを書きたいと思います。(メキシコねたは封印で・・・)
2011.3.11 14:46
今年のゴールデンウィークは、思いもかけず宮城県に行くことにしました。東北大震災の復興ボランティアです。
2011.3.11あのとき皆さんは何をしていましたか?私はまだプラッツにいませんでしたが、大阪でも多くの方が長いめまいのような揺れを感じたように私もすぐに地震だとは思わない揺れを感じたのを覚えています。
3ヶ月後の6月に私は、福島県双葉町からあの福島原発から避難されてきた方々のケアをする赤十字の
ボランティアに参加していました。原発から約100KM離れた会津若松市のホテルに最小限のものだけを持っていつ自宅に戻れるか分からないまま、このホテルに辿りつくまでに3回も移動させられた方、ここもいつまでいられるか分からないという状況の中でたくさんの方が避難されていました。
「今年は米を植えられるかなぁ。」「いつも畑仕事してたからじっとしてると体がなまるわ。」と話す高齢者の方や、「夫は第二原発で事故処理をしているのでしばらく会えないんです…。」と話される女性。「大阪からわざわざありがとう。」と大変な状況にあってもボランティアに気遣ってくださる方。いろんな感情があったと思いますが、誰に文句をいうこともなく、嘆き悲しむ姿を見せず、忍耐強くという言葉が一番当てはまるような態度で過ごされていたのが印象に残っています。
あのときから
あれから5年。津波で大きな被害がでた宮城県の閖上地区(ゆりあげ)へ行きました。
5年前、テレビで見た津波の映像。映画でも見ているようであまりにも現実離れしていて、自分のこととして想像できる範囲を超えていたあの景色が目の前にありました。
5年経って、未ださら地。「さら地にするまでも大変だったんだよ。」と話されていました。海から約1KM離れていた場所でも家がポツポツ残っているだけ。「仙台市までの通勤圏内なので住宅がいっぱいありました。」と言われても想像できないくらいに広々としたさら地の向こうに津波でまばらになってしまった防波林の松が遠くに見えるほどでした。今後の災害にも備えて土地をどのように活用して街を創って行くかという課題もあり、なかなか復興に動けないということも知りました。あの日娘さんが家にいるお婆ちゃんを見に行ったまま津波にのみ込まれたと話す方、もうここに住めないと故郷を出た方、震災前の家と震災後に建てることになった家の二重ローンを抱えた方。「復興って何ですかね。」と問う方。実際に被災しないと本当の辛さや苦しみを理解することは難しいかもしれませんが、現実を知ること、自分のこととして考えてみることで気づくことがあると思います。それは震災に限らず、戦争やテロのことひきこもりや子どもの貧困等についても同じことが言えるのではないではないかと私自身気づけた体験になりました。
2016年8月31日
カテゴリー: スタッフエッセイ
南河内プラッツ in 高野山
つい先日のこと、河内長野市にある「南河内プラッツ」では
かねてから遠足イベントとして企画されていました、“世界遺産”の高野山へと行って参りました!
なんとこの「高野山へ行こう企画」は南河内プラッツの居場所スタート時(遡ること3年前…)から温められており、今回ついに実現となったものなのです。
ところがこの「高野山へ行こう企画」、3年という時を経ている内に、いつの間にか、
「高野山ミステリーツアー(※)」へと変貌していたのです…!
(※ミステリーツアーとは、当日になるまで行き先がわからない、ドキドキツアーのことを言います。良く言えば。)
おそらく、企画&提案がされた段階では、スタッフ、メンバーの誰しもが「世界遺産というぐらいだから、詳しくはないけれど高野山に行けばきっと何かすごいものがあるに違いない!」と、かの霊峰に想いを馳せていたのでありますが、出発日当日まで “何かすごいもの” の部分がほとんどはっきりしないままに、我々スタッフ&メンバーは現地へと赴くことになったのです…!
これぞミステリー…。
そして、そんなミステリーを抱えたままのプラッツ一行は、「小学生の頃に一度行ったことがある」というような微かな記憶だけを頼りに、まずは弘法大師が眠るとされる“奥ノ院”を目指すこととなりました。
当日は天気にも恵まれ、プラッツを出発する頃には気温が30度を超えていたように思いますが、標高約800mに位置しているとされる高野山ともなりますと、影に入れば涼しさを感じる気温で、一同歩きながら周囲の風景や雰囲気を楽しむ余裕があったというのが印象的でした。
30度を超える中、外を歩いていると、ついその暑さに意識をとられがちですが今回はそんな心配もなく。
奥ノ院では、各企業や団体が有する不思議な形のお墓から、有名な戦国武将のお墓、千年以上も前に建てられた霊廟などがあり、普段とは違った世界へと足を踏み入れる体験となりました。
その後、メンバーの方からのリクエストで“金剛峰寺”へと足を運ぶこととなったのですが、歩きながらもパンフレットや地図などから情報収集をしてくれていたらしく、このタイミングで「どうやら高野山ではその金剛峰寺が一番の有名どころらしい…」ということが段々とわかってきました。
それもそのはず、その金剛峰寺にはCMや広告でよく見られる「高野山と言えばコレ」と言わしめるほどの真っ赤な大伽藍が建てられていたのです。
大伽藍を目の当たりにした一同は、この時に“世界遺産&高野山感”をもっとも味わったのではないでしょうか…!
…と、勝手に想像しています。
が、実際のところは、一同の感想を聞いた限りでは、金剛峰寺の内部拝観が今回の旅のハイライトだったようです!
お茶とお菓子もご馳走になりましたからね!
南河内プラッツから約一時間で行ける世界遺産、高野山。また来年も行ければと計画しております!
2016年8月25日








